山廃という言葉に馴染みがない方も多いのではないでしょうか?
そんな私も会社に入るまで知らなかった言葉でした。
山廃とは生酛(きもと)系酒母に属す日本酒の製法で、正式には「山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)」といいます。
山卸は仕込んだ酒母を荒櫂を行い米をすりつぶす作業のことですが、これを廃止して酒母を作ります。
もともと蔵や自然のなかに生息する天然の乳酸菌によって酸を作り、その酸で他の雑菌を死滅させて酵母を培養します。
難しいことをたくさん書きましたが、自然に存在する乳酸菌によって乳酸を作るため長い時間をかけて酒母ができ、酸味が多く濃醇な味わいのお酒に仕上がります。
そんな山廃仕込みのお酒を平成14酒造年度から貯蔵して、色調の変化と独特の香りが特徴の山廃古酒ですが、これからやってくるクリスマスに6年前の思い出を語り、ゆったりした時間を過ごしながら楽しむお酒としてはもってこいなのかもしれませんね
みなさんは6年前、何をしていましたか?
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