今日は朝から、蔵元の夏の最大の行事ともいえる呑み切りを行いました。
社長以下作りに携わる社員の他、夏場は米作りに精を出す杜氏、蔵人も一斉に集まり、今年造ったお酒だけではなく長期熟成しているお酒まで、すべてのタンクのできばえ、熟成具合、火落ちの有無などを利き酒する大事な日です。
醸造試験場の先生と弊社の顧問から、すべてのタンクのチェックをいただき、今後の熟成の進ませ方など細かい指導をいただきます。
タンク一つ一つの酒は、一緒に仕込んで同じ環境で貯蔵していても少しずつ味が違ってきます。荒々しい酒、まろやかな酒、様々な顔を覗かせます。まさに子供が育っていくようで、蔵人、社員が手塩に掛けて育てているのを実感できる瞬間です。
口に含んで利き酒をして吐き出すという作業とはいえ、利き酒するタンクの数は70本強。私ミネマサは初めての参加でしたが、かなりいい気分になってしまいました。醸造試験場の先生と顧問の先生方の利き酒の言葉を自分のものにできるよう、味を確かめながら聞いてきました。
これから発売を考えているお酒の熟成具合もチェックしました。秋から春にむけて、いくつかの商品の展開を考えています。吉乃川ファンの皆様の食卓を彩るおいしいお酒を開発中です。楽しみに待っていてください。
写真は上から、社長、杜氏、製造部長の利き酒シーンです。
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