今年も、残すところあと10日余り。
日本酒は一年で最も売れる時期を迎えます。
さて、年末年始に新潟に帰省されるお客さまも多いかと思いますが、
新幹線MAX8両建て編成でご好評いただいている東京新潟物語を
この機会にぜひご覧いただければと思います。
今年の5月に新しく始まった『東京新潟物語』は、
東京と新潟を結ぶ新幹線の額面広告に2年間にわたってつづられる物語です。
越後長岡で育った純粋な女性が、憧れていた東京に就職して暮らすことで、
今まで見過ごしていた故郷の自然の純粋さ、家族のつながりを大切にする温かさ、
そしてお酒のすばらしさに気づき、成長していきます。
12月31日までは「法事編」。実家に法事で戻った彼女がお酒を運ぶ広告です。
亡くなってから時がたっての法事は、親類全員が集まるお祭りのようなもの。
日本酒のお燗を次から次へと運びます。
東京では、法事に多くの人が集まることが少なくなりました。
田舎ならではの懐かしい顔が集まっていることがうれしく、
そして、そんなが新潟が自分の根っこにあると感じ、強くなれる
そんな思いが、垣間見える広告です。
そして、1月からはシリーズ第四弾。
県内のテレビコマーシャルでは先行して放送されている「紙飛行機」編。
場所は一転して、東京 駒沢公園。紙飛行機を空に飛ばします。
真っ青に澄み切った冬の青空は、太平洋側ならではのもの。
新潟、とくに長岡は、しんしんと雪が積もります。
雪がなければいいのに・・・。どれだけ思ったことでしょう。
今、東京に来て、雪のない冬を初めて経験する彼女。
冬でもこうして紙飛行機を飛ばせる。やっぱり東京はいい・・・。
それだけでしょうか。
県内で放送されているテレビCMを聞いた方はわかるかと思いますが、
「新潟は雪だ」の部分に暗さはありません。
それどころか、胸を張って言える『雪国だからこその新潟の素晴らしさ』。
雪解け水の柔らかさと雪が作る天然の冷蔵庫が淡麗辛口な新潟清酒を生み出します。
かんずりも、雪下ニンジンも、雪があるからこそ深い味わいが生まれます。
そして、冬の新潟を支える観光の目玉、スキー、スノーボード。
新潟にとって、雪は厄介者でありながら、貴重な財産なのです。
冬になって初めて、東京と新潟の大きな違いを知った彼女。
その違いを体感し、また一歩成長しました。
就職からもうすぐ1年。
「東京という新しい場所で、ひたむきに生きる」
そういう強い決意を紙飛行機に乗せて、前に進んでいくのです。
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